いざ冬の青森でワーケーション!4泊5日体験記〜事前準備編〜
2023年、2月上旬の1週間弱、青森県青森市を拠点としている「冬のアオモリ・ワーケーション体験モニター」に参加した体験記です。
目次
寄稿者プロフィール
・東京のIT企業に勤務する26歳女
・リモートワーク:出社の割合は3:2(そのときのプロジェクトにもよる)
・ワーケーション実施経験なし
・青森経験なし
今話題のワーケーションって?
ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、「ワーク」が前提にありつつ、観光地や休暇先での余暇「バケーション」を楽しむ、まさにコロナ渦によってリモートワークが加速化し、その中でひとつのスタイルとして体型だった働き方のスタイルを称します。
もちろんコロナ前もこういった働き方を行っていた人もいるかと思いますが、近年の「ワーケーション」は積極的な姿勢からというよりも、「長時間在宅での仕事がメンタル的にきつい」「気分転換がしたい」といった負の感情から脱却を目的としてなされているケースが多いように思います。
私自身も2021年に新卒で入社したため、リモートワーク化での社会人生活をスタートし、
・仕事自体には慣れてはいるものの少し味気なさを感じていたモヤモヤ期だったこと、
・受け持っているプロジェクトも落ち着いたこともあり、思い切っててワーケーションを試してみようと思い立ちました。
なぜ青森へ?〜ワーケーション補助金制度〜
行先を決めるにあたり、どこか特定の県に行きたいという強い気持ちはなかったため、数あるワーケーション制度のうち、「補助金制度」のあるプログラムに絞って探していきました。
※ワーケーション制度は地方創生を目的に取り組まれており、交通費や現地での滞在費用の負担だけでなく地域交流等のイベントをセッティングしてくれる自治体も。モニターとしてアンケートに回答したり取材を受けることにより実質無料でワーケーションができる場合もあります。
それこそ私の場合Google検索にて「ワーケーション 補助金」と調べ、行き着いたキュレーションサイトから自治体のHPにて詳細を確認するといったやり方で情報を集めていきました。
そこからさらに・・・・
・もともと移住に興味があったので移住を促進するプログラム
・地域の人との交流がしたい
・交通費の支給があると嬉しい
・芸術には関心があるのでゆるっと関われると嬉しい
といった要件項目を精査し、最終的に青森県青森市を拠点としたワーケーションモニター事業に参加することに。
(現在は募集を終了していますが追加募集等はこちらのサイトから確認できるかと)
決めたのは1月中旬、2月上旬での体験を希望していたのですぐに担当者の方にメールにて希望及び希望日程の送付をし、無事参加が決定しました。
ワーケーション参加決定から初日まで
アオモリワーケーションモニター事業の参加条件についてはざっくりこんな感じでした。
<参加条件>
<滞在中の条件>
<滞在中の任意条件>
<参加後>
これらの条件に合意のうえ、メールにてモニターとしての採択の連絡をいただいてから、旅程を組んでいきます。
リモートワークなのに旅程・・・?と驚く方も多いかと思いますが、本プログラムの大目的は青森への移住促進。参加必須のプログラムの中には地域について知るための町歩きや、地域の自治体の方を交えた交流会等のオプションもあり、あらかじめセッティングをする必要があります。
希望の体験プログラムの参加日時をワークスタイルに合わせて調整し、日程の中に組みます。実際に旅程が決まるまで4〜5回ほどやりとりをさせていただきました。
<私のざっくり旅程表>
■交通手段
・行き:東京→青森駅夜行バス(10時間)
・帰り:新青森駅→東京新幹線(4時間)
■現地滞在宿泊施設
・青森公立大学国際交流ハウス(青森市大字合子沢字山崎153-4)2泊
・浅虫移住体験施設「石木邸」(青森市大字浅虫字内野1-2)2泊
■参加したプログラム
・地域自治体が実施するスノーフェスのお手伝い(幸畑エリア・2h)
・地域協議会によるまちづくりの取り組みに関する説明、町歩き(油川エリア・2h)
・金魚ねぶたづくり体験(幸畑エリア・3h)
・国際芸術センターの取り組み紹介(国際芸術センター内・1h)
・青森中央学院大学職員との意見交換会(3h)
・郷土料理体験・まちづくり談義・交流会(浅虫エリア・4h)
・ねぶたの家ワ・ラッセ、A-FACTORY(安方エリア・1h)
・青森県立美術館(安田近野エリア・2h)
この工程を見るとリモートワークする時間はあるのか?といった疑問を持たれるかと思いますが、結論【可能】です。
私の場合、基本的に10時〜17時は会議や業務連絡に対応できる体制を基本とし、参加が決まったコンテンツの隙間時間に会議等の時間を集約し、すきま時間や移動時間を使って連絡や資料作成をしていました。
各オプションの実施拠点へは基本的に車にて送迎いただきます。移動にあたり大体20〜30分ほどの移動時間を基本としているので社内・社外会議が多い場合は会議時間の集約や事前にチームに状況共有をしたうえで、夜の時間などに作業するといった調整が必要かと思います。私の場合初日は日曜日と有給を取得した翌日の月曜日にコンテンツは集約し、残りの3日間でワークと体験の時間をやりくりしていました。
とはいえ私の担当PJが落ち着いたタイミングでの参加させていただいたので時間的な融通は聞きやすかったのと、車での作業等ができる体質のため、体験もワークも充実することができたように思います。
他体験者の中にはみっちり日中はワーク!夜のコンテンツに参加!というケースもあるようですが、地域の方の交流や町歩きなどは日中になるので地域の方との交流を主たる体験コンテンツにしたい場合は、仕事との調整が重要になってくるかと思います。
NEXT: 充実の滞在編その①〜③
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