いざ冬の青森でワーケーション!4泊5日体験記〜充実の滞在編その②〜

いざ冬の青森でワーケーション!4泊5日体験記〜事前準備編〜
では東京のIT企業に勤める私が「冬のアオモリ・ワーケーション体験モニター」に応募し、青森でのワーケーションをするに至った経緯を補助金制度活用の背景合わせてご説明させていただきました。

いざ冬の青森でワーケーション!4泊5日体験記〜充実の滞在編その②〜
こちらの記事ではリモートワークメインの後半の2日間の様子を紹介します。

【3日目 2/7 火曜日】
安藤忠雄建築の国際芸術センター視察、玄関先で温泉卵が作れる古民家「石木邸」に滞在。WIFIが高速な最強リモート空間?!

スケジュール
8:00~リモートワーク
9:10~ 国際交流ハウスチェックアウト

9:30~ 青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)施設説明
12:00~ アプリコットにて久慈良餅パフェ、リモートワーク
(移動中リモートワーク)
14:00~ 青森中央学院大学 教員・地域連携課職員の方との交流・意見交換会
(移動中リモートワーク)
18:00~ ゆ〜さ温泉・夕食にラーメン
20:00~ リモートワーク
石木邸にて宿泊

国際交流ハウスがある青森公立大学の敷地内には「青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)」もあり、2001年より国内外のアーティストを招聘し、一定期間滞在しながら創作活動を行うアーティスト・イン・レジデンス・プログラムを中心事業とした施設運営を行っているそうです。

現在青森では、県内にある5つの美術館やアートセンターが青森のアートの魅力を国内外に発信する「AOMORI GOKAN 5館連携プロジェクト」を推進しており、その一つの拠点として本施設も位置付けられています。私自身青森を選択するにあたり「芸術×まちづくり」に対する興味関心からぜひ訪れてみたいと思いが強く、冬場は展示等は行っていないため基本的にギャラリー等は見れないものの、アテンダーズの皆様に調整いただき、特別に施設のご案内をしていただきました。

 
▲ギャラリーの様子    ▲屋外ステージを備えた馬蹄型の展示棟

安藤忠雄による建築。建物を森に埋没させる「見えない建築」がテーマで創作棟、宿泊棟、展示棟の3棟から構成されているそうです。建物は本当に感動しました。ぜひ展示会実施時に訪れたい。

施設内をご案内いただいたあとは石木邸に向かいました。ちなみにこの日は移動時間も多かったため、移動中や移動先での隙間時間に仕事をしていました。


▲担当いただいたアテンダーズの方の車に電源設備が完備してありフル活用しました

石木邸は浅虫温泉街の中にある築100年以上の古民家改修した移住体験施設で本モニター事業参加者の宿泊施設として利用されています。こちらの宿泊上限日数は最大2泊まで。それ以上滞在したい場合は国際交流ハウスでの滞在となります。(1組単位なので1人で参加される場合はそこも踏まえて検討してみてくださいね)
キッチンには料理道具が完備されているほか、温泉街ということでお風呂には温泉がひかれており、熱々の温泉をいつでも楽しむことができます。
そしてなによりも、玄関から徒歩10歩のところに「浅虫源泉・温泉たまご場」があり、なんと温泉卵が作れます。スーパーで買ってきた卵を入れること17分、温泉の塩分がしっかりと白身にだけにしみ込んだ熱々の温玉がいただけます(作っている間は古民家に帰ってもよし、隣の足湯場で足湯をしてもよし)

また、1階の応接間がコワーキングスペースにリノベーションしされており、高速Wi-Fiもあります。モニターもありますが私が滞在した際は変換ケーブルはないとのことだったのでMacユーザーで必要な場合は要準備です。

 
▲石木邸リモートワークの様子

石木邸でリモートワーク後は近くの古民家カフェ「apricot」に。こちらの建物も築100年ので以前は旅館だったそうです。

  
▲旅館の風情感じられる内観とファーニチャーの数々。温玉のせキーマカレーは絶品でした。ついデザートに浅虫名物久慈良餅パフェもいただきました。

しっかり腹ごしらえをしたあとは青森中央学院大学にて教員の方や地域連携課職員の方との交流・意見交換会に参加しました。他のワーケーションプログラム参加者の方も交えて2時間ほど「まちづくり」「関係人口」「シビックプライド」といったキーワードを切り口に様々な議論を交わしました。
青森含め、地方都市の多くで聞かれがちな「ここには何もない」というフレーズについて、その言葉が意味するところの社会的背景や教育上の課題、もとより刷り込まれている先入観について、参加されている大学教員の立場から、移住者のアテンダーズの方から、行政の方からと視点を変えて議論できたことは今まで青森市内の「あるもの」を最大にプレゼンされてきた私にとってはハッとさせられる時間でした。


▲交流会の様子
交流会終了後は石木邸に送迎いただき、温泉街に泊まっているということで、せっかくなので徒歩5分のところにある道の駅の「ゆ~さ浅虫」温泉に。この道の駅の目玉でもある展望浴場「はだか湯」は5F にあり、プチ高層温泉ということで昼の時間は陸奥湾や湯の島を眺めながら入浴ができます。

※もちろん温泉街ということで浅虫エリアには旅館の温泉に宿泊者以外も入ることができる施設が多いのですが、対象時間が夕方頃までが多く、しっかり計画して行かれることをお勧めします!(それぞれの場所や時間については石木邸内にて詳細記載したパンフレットがありますのでご参考に)

夕飯には頑なに取材を断るで有名(だそう)な「やっちゃん食堂」にて辛味噌ラーメンをいただきました。


▲風呂上りの瓶ビールとともに・・・

【4日目 2/8 水曜日】
リモートワークの合間に青森県立美術館へ。夜は石木邸にて絶品郷土料理の数々を。

スケジュール
9:30~青森県立美術館来訪
12:00~ リモートワーク
18:30~石木邸にて郷土料理体験、浅虫まちづくり協議会の方々との談義・交流会

4日目は打ち合わせをまとまった時間にとるべく昼間の時間はリモートワーク中心の日に。そのため、この日は朝の時間を使って念願の青森県立美術館に行きました。
建物は隣の「三内丸山縄文遺跡」の発掘現場から着想をえて設計されたそうで、「ホワイトキューブ」の展示室と「土」の展示室が混在しています。
収蔵作品の多くは郷土の美術作家による作品は多く、とりわけ奈良美智の「あおもり犬」(雪に埋もれたver)を平日午前中人気の少ない中でじっくり観賞できたのはテンションがあがりました。
館内にはカフェ「4匹の猫」があり、ピックアップの時間まで仕事をしつつ作品の余韻に浸ることができました。
「三内丸山縄文遺跡」見学も体験プログラムの選択肢としてありました!)

    
▲雪をかぶった「あおもり犬」

石木邸帰宅後は夜の会まで仕事を進めつつ温泉卵を食べつつ、夕飯時にヒーローのごとく現れたアテンダーズの方々が気づいた頃には青森の郷土料理の数々を机に並べていらして私はすっかり青森県ソウルフードせんべい汁等々に胃袋をつかまされて4日目が終了していました。
駆けつけてくださった浅虫まちづくり協議会の方々ともお酒を片手にじっくりとお話しをすることができ、3日目の交流会とはまた違った温度感でお話しを伺えました。

 

※ちなみにてっきり体験会というのは料理をする側だと思っていたのですが私自身せんべい汁の「せんべいを割って入れる係」しかやっていないのであの美味しい品の数々が何をどうしたら作れるのか次回はぜひ知りたいです。

NEXT最終日! 
いざ冬の青森でワーケーション!4泊5日体験記〜充実の滞在編その③〜